◆お母さん大学 in 福岡
「お母さんは○○です。」
みなさんは、この○○の中に、どんな言葉を入れます
か?
これは、先日開催された
「お母さん大学 in 福岡 : お母さんの夢を描こう」での、問いかけです。
問いかけたのは、この日の講師で
「お母さん大学」学長代理の
藤本裕子氏。
この日の参加者、約80名の皆さんが、マイクをバトン代わりにして、
次々と○○の中身を答えていきます。
「お母さんは、
愛です。」
「お母さんは、
笑顔です。」
「お母さんは、
おっちょこちょいです。」
「お母さんは、
勉強中です。」
「お母さんは、
ハートがいっぱいです。」
女性も男性も、若い方もご年配の方も、誰一人として戸惑うことなく、「お母さん」について、語りました。
藤本さんは、横浜市で19年間に渡って、子育て支援事業を繰り広げてきた
(株)トランタンネットワーク新聞社社長です。
現在、
「お母さん業界新聞」というフリーペーパーを
10万部発行し、全国に配布しています。
記事を書くのはMJ(マザージャーナリスト)と呼ばれる、
一般のお母さん達。
記事広告は入れない・・・つまりスポンサー収入なし、もちろんMJへの報酬もなし、という状況で、
子育ての素晴らしさ、お母さんの素晴らしさを、全国に向けて、発信していらっしゃるのです。
広告収入なしのフリーペーパーなんて、通常では、まず考えられないこと!
藤本さんの目標は、現在の10万部を100万部に増やすこと。
ますます信じられません!!
でも、
「100万人のお母さんが子育てを楽しんでくれたら、
世の中は変わる」そう言い切る藤本さん。
現在、52歳の藤本さんはお若い頃から、子育て支援事業をなさっており、マスコミで何度も紹介された有名人です。
でも、本当の子育てに気づいたのは、50歳になり、ご自分の娘さんが出産された頃からだそうです。
二人目の赤ちゃんの命が絶望的といわれ、それでも出産(自然流産)して、
家族で短くも濃密な時間を過ごした娘さん一家の話。
親子でクラッシックを楽しんでもらいたいと、赤ちゃんにおっぱいをあげることを大々的に認めた、
赤字覚悟のベートーベンオーケストラ主催の話。
「お父さんは男です。では、お母さんは○○です。」この○○の中に、「大好き」と入れて、
普通学級への入学が認められなかった障害児の話・・・これが今の日本の教育!?
どの話も参加者の胸を打ち、会場には、すすり泣く声や涙を拭く姿があちこちに・・・
最後に、心に残った場面をご紹介します。
「お母さん大学って、どこにあるの?って、よく聞かれるんですけど・・・
・・・それはね、皆さんのここにあるの。」
そう言って、藤本さんは自分の手をそっと、胸にあてたのです。
感動的な話をもうひとつ。
この講演会は、
福岡に住むお母さんの声から、実現した手作りの素晴らしい講演会であり、
藤本さんは何よりそのプロセスを大切に思っていると話されました。
私も、この講演会を準備されたお母さん方に心から敬意を表します
ありがとうございました。
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