◆子どもの居場所
みなさんには、お子さんがいらっしゃいますか?
もし、いらっしゃるなら、あなたのお子さんに“居場所”はありますか?
その“居場所”は家庭?学校?それとも仲間の輪?
今日は、太宰府市の
「地域の教育力を考えるシンポジウム」の司会をさせていただきました。
(主催:太宰府市アンビシャス広場連絡協議会
共催:
福岡県アンビシャス運動推進本部・太宰府市教育委員会)
「教育」は私にとっても、大変関心のあるテーマです。
講演をされたのは、3人の方々。
★「太宰府市の国分アンビシャス広場の7年間の取り組み」
太宰府市アンビシャス広場連絡協議会会長、藤田弘毅氏
コマ回しを大きな軸に、異年齢の子供たちの遊びの輪を作ってこられました。
7年間の取り組みで、コマ回しが上手な“ガキ大将”も育ってきたそうです!
子供にいつでも出入りできる“居場所”を作ってあげたい。
大人が主導権を握ってはダメ!
★「子供の成長が見えますか」
西鉄バスジャック事件の被害者で、現在、
不登校児のためのフリースペースを
主宰していらっしゃる、山口 由美子さん。
8年前の「西鉄バスジャック事件」の壮絶なご体験と
ご自身の娘さんが不登校で苦しんだご経験から、
親の会「ほっとケーキ」を発足され、佐賀に不登校児のためのフリースペースを創設されました。
「子どもには、子どもをあるがまま受け入れる“居場所”が必要」
★「地域の教育について考える」
福岡教育大学名誉教授 横山正幸先生
シルクロードのウィグル自治区やトルコ、カンボジアには、
「深刻ないじめ」や「不登校」がないそうです。
学校が楽しくてしかたない子供たち・・・それは安心できる仲間がいるから・・・
日本は裕福な国なのに、子供の“居場所”がない。
今日のシンポジウムでは、
“地域”“居場所”“遊び”という3つのキーワードが浮かびあがってきました。
子供を持つ親として、深く考えさせられました。
最後に今日、最も私の胸を打った言葉をご紹介します。
小・中学校で、いじめを受け、不登校になった、山口由美子さんのお嬢さんが、
短大生になってから山口さんに言った言葉だそうです。
「お母さんに話を聞いてもらってよかった。
お母さんに話を聞いてもらうだけでよかった。
答えは自分で出すから・・・」
私にとって、ずっと心に刻んでおきたい言葉となりました。
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