◆中国ビジネス

こあら

2008年03月09日 23:58

今年で6回目を迎える「久留米大学ベンチャー講座」
今年も5回シリーズで開催されますが、昨日その第1回が開かれました。

今年のテーマは『中国ビジネス』
最近、何かと話題の多い中国ですが、ビジネスチャンスは無限に広がっているようですよ。

昨日の講師は、久留米大学商学部教授の永池克明教授。
永池氏は、東芝で36年間、経営手腕を振るってこられた方。
東芝アメリカ社副社長や、本社の経営トップ特別補佐などを歴任された経営のスペシャリストです。

『経営戦略から見た中国ビジネスと九州』というテーマでお話いただきましたが、
興味深い話ばかりで吸い込まれるように聞き入りました。
では、その一部をご紹介しますね。

中国で成功している会社とは・・・
ソニー、資生堂、伊勢丹、キリンビール、ヤクルト、味の素など。
九州の会社では、TOTOや熊本の味千ラーメン。(この業界ではぶっちぎりだそう!)
これらの会社の戦略をそれぞれ具体的に示されました。

中国へ目を向けたビジネスチャンスは山ほどあるのに、九州の企業は意外と中国に進出していないそう。
自らも長崎県出身だという永池氏は、九州人の脇の甘さなどを鋭く指摘されました。

また、九州は各県単独ではなく、一体となって事業戦略を練るべきとも。
例えば、中国からの観光客が福岡から熊本、鹿児島へと足を伸ばせば、交通、宿泊、観光といろんな所にお金が落ちるはず。
この話には参加者全員、深くうなずいていらっしゃいました。

昨日は、この講座の司会を担当しましたが、永池教授の著書をご案内したところ、大抵の参加者の方が、会場内の販売コーナーで、本を求めて帰られました。

魅力的な「久留米大学ベンチャー育成講座」は今月22日まで、多岐に渡る内容です。
「ビジネス」の目で世界を見ると、面白いですね。

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