『教室は まちがうところだ』
恥ずかしがってちゃ、伸びない。
まちがっていいんだよ。どんどん手をあげよう!
まちがった答えを言おうじゃないか。
そんな内容の絵本です。
ページをめくるたびに、絵本の中の子ども達が輝きを増し、
最初はもじもじと下を向いていた彼らが、
どんどん手を挙げていきます。
この絵本を読む前に、4年1組の児童達に、
「授業中、恥ずかしくてなかなか手を挙げられない人?」
と尋ねたところ、
恥ずかしそうに、手を挙げた子がたくさんいました。
周りを気にしながら、ポツポツと・・・
でも、最終的にクラスの3分の1くらいの子達が。
「しかたないから先生だけが
勝手にしゃべって 生徒はうわのそら」
絵本の一節に、こんなくだりがありました。
「先生だけをしゃべらせちゃだめだよ(笑)」
私は、そう言って、教室を後にしました。
4年1組は、息子のクラス。
夕方、息子が帰宅して、言いました。
「今日ね、あの後、先生がお母さんの読んだ絵本のこと、
みんなに言いおったよ。
それで、いつも発表しない◎◎君が、手を挙げて発表したとよ。」
わぉ!
なんて嬉しいことでしょう♪
絵本の力って、すごいなぁ
あらためて感じた1日でした。
この絵本を小学校4年生に読み聞かせしたところ、いつもは発表しない男の子が、その日の授業で発表したと聞いて、心から嬉しかったです。
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